2012/06/25

いろんなラックと、サックスの調整

久々に、修理のお話を。さて、これは一体なんでしょう。
いろんなラック

正解は、楽器修理に使う接着剤です。ラック(シェラック)と呼ばれています。
木管楽器のタンポ(トーンホールをふさぐパッド)をキイに付けるためのもの。
試しにタンポを交換してみましょう。

まずは針バネやネジを外してキイを取り出して…
針バネを外します ネジを外します

火を当てて、タンポを外します
火を当てます タンポが取れました

新しいタンポに、ラックを火で溶かして、ぬりぬりぬり…
塗ります ラックを温めて

再びキイを楽器に装着し、バーナーの火を当てて、ヘラを使ってタンポを合わせます
キイを付けたら再び火を当てて ヘラを使ってタンポを調節します

タンポがあってるかどうかは、中にライトを入れてチェック
楽器の中にライトを入れます

トーンホールから光が漏れていないかチェックします
←このような感じで、キイを押さえた時にトーンホールとタンポの隙間から光が漏れないように調整。

今回は透明タイプを使いましたが、黒、白、黄色、茶…などいろいろ種類があり、使い分けをします。

同じサックスでもブランドが違えば黒いタイプを使用したりと、メーカーによってパーツや工具、このような接着剤ひとつにしても違いがあるんですよね。

高温で溶ける接着剤なのでガスバーナーの火を使いますが、溶ける温度も粘度もそれぞれに異なり、
火を当てる時間など、その都度やり方を若干ずつ変える必要があります。


ネットご注文の際は、このようなチェックを経て、入念に検品調整の上お送りしておりますので、ご安心ください。

ちなみに今回モデルとして登場した楽器はこちら♪

 ⇒ ビュッフェ・クランポン アルトサックス BC8401-4(マット仕上) 選定品