2018/11/07

漆塗りサックス

前回の楽器フェアレポートで漆コーティングのサックスをご紹介しました。

今年の楽器フェアを象徴するサックスだったので、記事にまとめておきます。

元になったツイートは14,000以上のリツイート、27,000以上のいいねが付き、Togetterのまとめも13,000以上のビューを記録。



当店スタッフも会場で写真に収めました。
2018_11_07_1.jpg

2018_11_07_2.jpg

2018_11_07_3.jpg


世界で1台しかない漆サックスの製作者は作家の赤岩友梨江さん。
富山大芸術文化学部で漆芸を学び、卒業制作で漆塗りサックスに挑戦したのが始まりでした。

真鍮に漆は染みこまず、なじまないため、そのまま漆が固まっても、割れてはがれ落ちてしまう。
漆の配合を変えたり、漆を焼き付けて塗装する際の時間と温度を変えるなど工夫を重ね、
ようやく見つかった方法で漆を塗ったサックスを吹いてみたところ、芯がありながら柔らかい音色で、クラシック志向の美しい音色に仕上がったそう。
演奏者の話によると抵抗感は強めとのことです。

昨年、四季をイメージしたソプラノ、アルト、テナー、バリトンサックスの4本が完成。
見た目の美しさはもちろんのこと、柔らかな音を奏でられるとしてプロの音楽家から評価され、2018年、サックス四重奏グループ「JG」が石川県輪島市と東京都で公演を行いました。
2018_11_07_4.jpg
サックスカルテット「JG」オフィシャル・サイト http://jg4sax.tokyo/





赤岩さんは現在、サックスを製造する「柳澤管楽器」(東京都板橋区)の社員である一方で、富山大の委託研究員として漆塗りのサックス作りと漆塗りが音に与える影響を研究されています。

「見た目がきれいなのは必須条件。漆と音の研究を進め、ジャズやクラシックなど分野に合う音が出る塗り方を見つけていきたい。じかに目で見て、聞いてほしい」(赤岩さん)

11月2日には、富山能楽堂(富山市友杉)でJGが出演するコンサートがありました。





ヤナギサワは日本が誇るサクソフォン・メーカーで、世界各国にユーザーが増え人気が高まっています。
海外への出荷数も年々増加、ここ数年は生産が追い付かず国内では常に品薄状態が続いているほどです。

こうして楽器だけでなく、日本の伝統工芸が世界に発信されていくことも素晴らしいと思います。
今後もますます注目されていくことでしょう。

一度生で演奏を聴いてみたい!と気になる方は、サックスカルテットJGの活動をチェックしてみて下さい♪

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。